たこじまブログ

もうやめて、おタコのライフはゼロよ!

本州一人口が少ない市の不思議なお祭り

 私が住んでいる、石川県珠洲市能登地方の最北端に位置し、2013年8月1日時点の法定人口16,299人、推計人口15,181という、本州で最も人口が少ない市です。

 石川県の能登地方のお祭りは「キリコ祭り」と呼ばれる独特なもので、キリコと呼ばれる巨大な奉燈(神輿の先導をする灯籠)と共に町を練り歩きます。

キリコ2012

 私の住む、珠洲市蛸島地区のキリコはこんな大きさです。

 漆塗りで能登地方の「キリコ」の中でも最も美しいものなのですが、私は正直言って地元に就職し帰ってくるまでは祭りにあまり参加していませんでした。

 「蛸島の祭り」というと、祭りのために遠くに就職している人が、参加するためにわざわざ帰ってきたりもします。

 「好きじゃねーんだよ」

 初見の人には、「キリコは美しいが、一升瓶片手にフェイスペイントの着物男達がウロウロしているみっともない祭り」に見えるかもしれません。

 また、そのような側面もあると思います。

 という私の町のお祭りですが、参加するのは地元の大人としての義務です。

 そんな気持ちで10年くらい参加しているうちに以前は嫌で仕方なかった祭りが嫌ではなくなってきた気がします。

「見物」するためのものではなくて「参加」するための祭りだということに気づいたのかもしれません。

 ってか祭りってのはそもそもそういうものですよね(笑)

 それでも、地元のための祭りを見に来る人がいることは嬉しくもあり、観光のために利用することに否定的な考えは持っていません。

以上。